①アルバ―ティスパイソンの紹介と魅力
今回紹介するのは東南アジアが誇るイケメン、アルバーティスパイソン!!
アルバーティスパイソンって本当にかっこいいんですよ。
和名シロクチニシキヘビに違わぬ、漆黒に真っ白な口。
金属光沢のようにきらめく虹色の体。
厳つい悪そうな顔。
怖いオーラムンムン。
もうたまらないです。
かっこよすぎます。
しかし、そんなアルバーティスパイソンにも欠点?それとも長所?がありまして。。。
こいつめちゃめちゃ噛みます。
しかも、ひどいことにノーモーションで噛んでくる個体が多いので始末に負えません。
多くのヘビと同じように咬蛇姿勢を取ってくれれば対策が取れるのですが。
あまり慣れないですがせめてケージの前を通った時に飛びかかってこない、くらいには慣らしたいものです。。。
そういうわけでハンドリングはかなり難しいですのでハンドリングしたい方には不向きです。
絶対に噛まれたくないって方にももちろんおすすめできません。
アルバーティスパイソンかっこよすぎる!
噛まれてもいい!!
むしろ荒い方が野性味を感じてよい!!
っていう方にはオススメです笑
ただ、キミカブラック(ティミカブラック)と呼ばれる大型個体群では比較的性質がおとなしいものが多いといわれています。
もしかしたらそちらの個体でしたら慣れることもあるかもしれません。
まああまり期待しないほうがいいでしょうが。
キミカブラックは性質がおとなしいだけでなく、胴体が小豆色だということも特徴の1つ。
ですので色の好みでこちらを飼育するのもアリですね。
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-基本データ-
*和名:シロクチニシキニシキヘビ 学名:Leiopython albertisii 英名:White-lipped Python 分類:ニシキヘビ科 シロクチニシキヘビ属 分布:インドネシア、パプアニューギニア 全長:150〜210cm、最大300cm 寿命:20年程度 価格:20000円〜 キミカブラックだと100000円前後。 生態の箇条書き 沿岸の湿地、熱帯モンスーン林などを含む森林に生息。 日中は休息を取り、夕暮れ時から活動を始める。 他のニシキヘビとは異なり、 待ち伏せ型ではなく自分から積極的に獲物を探して動き回る。 基本的には地上性だが木に登ることもある。 主に哺乳類や小から中サイズの鳥を捕食する。 幼体時は小さなトカゲを捕食する。
②飼育環境の作り方
いくつかのポイントさえ抑えれば飼育はそう難しくありません。
飼育に必要なもの
- 飼育ケージ
- 遠赤外線ヒーター
- 水容器
- 床材
- シェルター
- エサ
以下で一つ一つ説明していきます。
・飼育ケージ
原則としてヘビの飼育にはとぐろを巻いた時の3倍以上の面積があれば飼育できるというモノがあります。
また、アルバーティスパイソンは基本的に地表性ですので高さのあるケージは必要ありません。
この2つを考慮して90×45×45cm以上のサイズのケージで飼育します。
ケージには爬虫類用ガラス水槽を使用するのがオーソドックスです。
しかし、アルバーティスパイソンはやや高い湿度の環境を好むので衣装ケースの使用もアリです。
もちろん衣装ケースの使用の際にはある程度の通気性を保つことも忘れないでください。
・温度(遠赤外線ヒーター)
パネルヒーターや暖突などでケージの一部に30〜32℃程度の場所を設けます。
他の場所は少し涼しくし26〜28℃程度に保つ。
夜間は24〜27℃程度に下げられるとベストです。
温度が低いと代謝が鈍りエサに興味を示さなくなることもあるので注意です。
・湿度(床材、水容器)
やや湿度の高い環境を好みます。
床材にはヤシガラ土などある程度湿度の保つことができる素材を使用するといいでしょう。
また、ケージ内には必ず全身が浸かるサイズの大きさの水容器を設置してください。
タッパーの蓋を丸く切り抜いたものなどに水を入れてあげれば十分です。
水容器の水は、空中湿度を保ったり、脱皮の前に浸かったり、飲み水として利用したりするので毎日交換してあげてください。
水の取り換えのたびに飛びかかってきそうになるとは思いますが、我慢して交換しましょう!
・シェルター
アルバーティスパイソンは神経質な個体が多く、隠れられる場所がないと落ち着くことができません。
小さな個体には市販のウェットシェルターの使用が便利です。
ウェットシェルターというのは素焼きでできたシェルターで、上部のくぼみに水をためることで内部の湿度を保つことができるという優れものです。
市販のウェットシェルターに入ることができないサイズの個体には、大きめのプラケースやタッパー、洗面器などに湿らせた水苔を入れてコルクバークなどで蓋をして簡易的にウェットシェルターを作るといいでしょう。
・エサ
冷凍マウスやラットを解凍して与えます。
ニシキヘビですので顎を外してやや大きめのエサも飲み込むことができます。
胴体の厚みと同程度の大きさのエサを与えましょう。
また、アルバーティスパイソンは神経質な個体が多く、導入当初はエサを食べないこともあります。
そういった場合には、そっとして落ち着かせてあげて気長にやりましょう。
③繁殖について少しメモ
交尾の時期は12月〜3月です。
交尾後約3ヶ月の妊娠を経て5〜20、平均12個の卵を産みます。
卵はは約2ヶ月後孵化します。
生まれたベビーは4、5年以内に性成熟します。
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