草食性や雑食性のトカゲってどんな植物を与えたらいいかよくわからないですよね。
今回はそんなお悩みを解決するために、食べさせていいもの、食べさせてはいけないもの、栄養素などなどをまとめて与えるべき植物質のエサを考察していこうと思います。
飼育の参考にしていただけたら幸いです。
この記事の目次
①食べさせて良い植物
- コマツナ
- 豆苗
- インゲン
- オクラ
- 食用菊
- カボチャ
- チンゲンサイ
- モロヘイヤ
- にんじん
- 水菜
- サツマイモ
- プチトマト
- リンゴ
- バナナ
- ミカン…など
以下で一つ一つ紹介します。
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1.コマツナ
主な栄養素:カルシウム、鉄分、βカロテン、ビタミン、ミラネルの面で高水準
カロリー(可食部100gあたり):14kcal
旬の時期:12~2月
2.豆苗
主な栄養素:豊富なβカロテン、ビタミンB,K、葉酸
カロリー(可食部100gあたり):31kcal
旬の時期:3~5月
3.インゲン
主な栄養素:ミネラル、ビタミンB1,B2,K,Cなど
カロリー(可食部100gあたり):49kcal
旬の時期:6~9月
4.オクラ
主な栄養素:βカロテン、カリウム、カルシウム、食物繊維
カロリー(可食部100gあたり):30kcal
旬の時期:6~8月
5.食用菊
主な栄養素:ビタミン、クロロゲン酸、イソクロロゲン酸
カロリー(可食部100gあたり):27kcal
旬の時期:秋から冬にかけて
備考:クロロゲン酸とイソクロロゲン酸は人間の場合、発がん予防や悪玉コレステロールの発生を抑制する効果があります。
また、食用菊は解毒物質『グルタチオン』を生みます。
6.カボチャ
主な栄養素:βカロテン(高水準)、ビタミンB、カリウム、食物繊維
(ビタミンC※西洋カボチャ)
カロリー(可食部100gあたり):49kcal
旬の時期:7~8月に収穫され2,3カ月置いたものがおいしい
7.チンゲンサイ
主な栄養素:βカロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンC
カロリー(可食部100gあたり):9kcal
旬の時期:春と秋
8.モロヘイヤ
主な栄養素:βカロテン、ビタミンE,C、ケルセチン、カルシウム
カロリー(可食部100gあたり):38kcal
旬の時期:6~9月
備考:非常に多量のカルシウムを含み、その量はめざしやシラス干しよりも多い
モロヘイヤの成熟した実には毒が含まれますが、一般販売されてるものには含まれませんので安心です。
9.にんじん
主な栄養素:βカロテン
カロリー(可食部100gあたり):39kcal
旬の時期:秋~冬
備考:カロテンの語源になるほど豊富なカロテンが含まれています。
10.水菜
主な栄養素:ビタミンC、βカロテン、各種ミネラル、カルシウム
カロリー(可食部100gあたり):23kcal
旬の時期:冬から早春
11.サツマイモ
主な栄養素:ビタミンC,E、食物繊維、カリウム、アントシアニン(紫の品種)
カロリー(可食部100gあたり):132kcal
旬の時期:晩秋
12.プチトマト
主な栄養素:βカロテン、リコピン、13^-oxa-ODA
カロリー(可食部100gあたり):19kcal
旬の時期:春~初夏、秋
備考:13-oxa-ODAは人間の場合、脂肪燃焼や血糖値低下に効果があるようです。
トカゲに対する効果は不明です。
13.リンゴ
主な栄養素:有機酸、カリウム、ペクチン、ポリフェノール(皮)
カロリー(可食部100gあたり):57kcal
旬の時期:品種によりますが秋~冬
備考:有機酸は人間に対しては胃腸の働きをよくする効果などがあります。
14.バナナ
主な栄養素:カリウム、ビタミンC、マグネシウム、ビタミンB1,B2、セロトニン
カロリー(可食部100gあたり):86kcal
旬の時期:なし
15.ミカン(温州ミカン参考)
主な栄養素:ビタミンC、シネフィリン、クエン酸、ペクチン、βクリプトキサンチン、βカロテン
カロリー(可食部100gあたり):46kcal
旬の時期:品種によりますが、秋~冬にかけて
備考:人間に対しては痛風にも効果があるようです。トカゲの痛風に効くかは不明ですが、予防にはもしかしたらよいかもしれません。
②食べさせてはいけない野菜
一般的にアクや刺激の強い食べ物は与えてはいけないと言われています。
- ホウレンソウ
- タマネギ
- ネギ
- ニンニク
- キャベツ
- ブロッコリー
- 白菜
- セロリ
キャベツやブロッコリーなどは食べても大丈夫そうですが、甲状腺疾患など思わぬ病気を引き起こすことがありますので与えてはいけません。
また、時々野菜ジュースを与える方もいますが、かなり慎重になったほうがいいです。
野菜ジュースにはセロリやタマネギなど刺激の強いものが含まれるほか、爬虫類には過剰な糖分が含まれているため基本的には与えない方が無難です。
野菜ジュースを与えた結果、急速に衰弱してそのまま亡くなる個体もいるほどです。
十分に気をつけましょう!
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③まとめ
食べても良いエサと食べさせてはいけないエサがわかりましたか?
当然ながら、モノによって持つ栄養素やカロリーは異なります。
それにそもそもトカゲの種類によって必要な栄養素も異なるでしょう。
健康的な成長を促すためにも、様々な種類のエサを当たるように努めてください!
余談ですが、“ミックスベジタブル”を購入すると様々な野菜を与えつつ、コストパフォーマンスもそれなりに優れているのでおすすめです。
④草食&雑食性トカゲの紹介
草食&雑食性のトカゲの飼育方法記事をまとめてみました!
気になるトカゲの記事があれば参考にどうぞ。
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<参考>
旬の食材百科