アルジェリアスキンクの魅力と飼育方法/販売価格は?大きさは?

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アルジェリスキンク

➀アルジェリアスキンクの紹介と魅力

今回紹介するのはアフリカに生息する中型スキンク、アルジェリアスキンクです。

見た目は近縁種のシュナイダースキンクに似ていますが、体躯や価格の面で大きく異なります。

アオジタトカゲを思わせるようなどっしりとした迫力のある体型と美しいオレンジ色の模様は非常に魅力的ですね。

入荷があまりなかったのがネックでしたが、最近ちらほら見かけるようになってきました!

また、いつ入荷が少なくなるとも限らないので、繁殖も見据えて飼育に臨めるといいと思います。

基本データ/価格 大きさ 寿命など

学名Eumeces algeriensis

英名:Algerian Orange-Tailed Skink

分類:スキンク科 Eumeces

全長:50cm程度

寿命:20年前後

価格:30000~50000円程度

➁飼育環境の作り方

飼育に必要なもの

  • 飼育ケージ
  • 各種保温器具&爬虫類サーモスタット
  • 紫外線ライト
  • 床材
  • 水容器
  • シェルター
  • エサ
  • カルシウム剤

以下で一つ一つ説明していきます。

・飼育ケージ

全長50cmと比較的大きく育ちますので最低でも60×45×45㎝、理想を言えば90×45×45㎝のケージが必要となります。

ケージには衣装ケース、熱帯魚用ガラス水槽、爬虫類用ガラスケージが使用できます。

-衣装ケース-

メリット
・安価

・軽いため掃除や移動が容易

デメリット

・中が見えづらく見た目が悪い

・火事の危険性がある

・若干の改造が必要

衣装ケースは風通しが悪いのでケースにメッシュ部分を設けることが必要になってきます。

衣装ケースの上にバーベキュー用などの金網を乗せるのももちろんアリです。
また、衣装ケースの場合日々の管理は上から行うことになりますが、爬虫類は上から手を出されることを嫌いますので若干慣れづらくなる可能性があります。

-熱帯魚用ガラス水槽-

メリット
・見た目がよい

・比較的安価

デメリット
・重い

・通気性のある金網などの通気性のある蓋が必要

・衣装ケースの場合と同じように生体が嫌がる可能性アリ

値段は衣装ケース、熱帯魚用ガラス水槽、爬虫類専用ガラス水槽の順で高くなっています。

-爬虫類用ガラス水槽-

メリット

・見た目がよい

・風通しもよい

・飼育器具の電源コードを通す穴があり使い勝手が良い

デメリット

・高価

・重い

わたしのおすすめは断然爬虫類用のガラス水槽です。
自分の好みやお財布と相談して決めてください。

いずれのケージを使うにせよ、ケージの角を利用して脱走するケースがあるので注意が必要です!

・各種保温器具&爬虫類サーモスタット

基本温度は25℃程度、ホットスポットは35℃程度に保ちます。

北アフリカ原産ということで、厳しい温度にも強めですがしっかりケージ内には寒暖差を設けてあげましょう。

基本温度は暖突や保温ランプ、ホットスポットにはバスキングランプを照射してあげます。

爬虫類用サーモスタットを併用すると温度差を設けられたり、ライトのオンオフが自動になったりととっても便利ですのでおすすめです。

日中ホットスポットに紫外線ライトを照射してあげます。

強めの紫外線量のものを使用しましょう。

バークチップを2~4㎝程度敷いてあげましょう。

臭いがきつくなったり汚れがひどくなってきたら交換時期です。

タッパーなどの適当な容器に水を入れて水容器とします。

飲み水になりますので毎日新鮮なものに取り換えてあげましょう。

・シェルター

ドライシェルター(乾燥しているシェルター)とウェットシェルターの2つを設置しましょう。

自然下では巣穴が湿っていることが普通ですので、特にウェットシェルターが重要です。

個体が小さいうちはウェットシェルターは市販の素焼きタイプのものを使用するのが便利です。

このウェットシェルターは上部のくぼみに水を入れることで、中の湿度が高めに保たれます。

個体が大きくなったら、コルクバーグなどを設置しその下を湿らせたり、コルクチューブに湿った水苔を入れたりしてウェットシェルターとしましょう。

・エサ

基本的にはコオロギやデュビアなどを与えます。

人工飼料にも餌付くようなので、肉食用の爬虫類フードを与えてみましょう。

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・カルシウム剤

カルシウムを与えないとクル病になります。

クル病は骨の形成がうまくされない病気であり、1回罹患するとなかなか治りませんし最悪の場合死に至る恐ろしい病です。

カルシウム剤にはカルシウムのほかにビタミンD3が含まれているのものもあり、含まれているものと含まれていないもの2つ用意する必要があります。

ビタミンはカルシウムの吸収を促す効果があります。

普段はビタミンが含まれていないものを餌に塗して与え、たまにビタミンが含まれているものを塗して与えてください。

※ビタミンの摂りすぎもクル病と似た症状が出る恐れがあるので注意が必要です

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