『ボールパイソンがエサを食べない』拒食の主な原因8選!治し方・強制給仕のやり方を解説!

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写真:サウリア守口店

-目次-

➀拒食って何?

➁原因と治し方&対処方法

  1.購入直後の個体
  2.生まれたての個体
  3.温度が異常(冬の隙間風、ヒーターの故障)
  4.エサの好み&与え方の問題
  5.季節性
  6.脱皮前
  7.床材の誤食
  8.病気(マウスロット・呼吸器疾患)

最後の切り札~強制給仕~

①拒食って何?

読んで字のごとく『拒食』とは、”エサを拒み食べないこと”です。

ヘビをはじめとする爬虫類によく見られる行動で様々な要因から拒食をすることがあります。

その原因を簡単に特定できて対処できる場合はいいのですが、明確な原因が不明なんてこともありますし、なかなか難しいポイントです。

一つ一つ原因をチェックし改善に取り組みましょう。
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②原因と対処方法&治し方

  1. 購入直後
  2. 生まれたての個体
  3. 温度が異常(冬の隙間風、ヒーターの故障、部屋の閉め切り)
  4. エサの好み&与え方の問題
  5. 季節性
  6. 脱皮前
  7. 床材の誤食
  8. 病気(マウスロット・呼吸器疾患)
1.購入直後の個体

購入直後の個体はまだ環境に慣れておらずエサを食べないことがあります。

特に購入した個体がWC(野生化採取個体)、FH(持ち腹のメスから生まれた個体)の場合、拒食することが多いです。

原因として考えられるのは

・環境変化&輸送&ハンドリング&振動のストレス

・飼育環境が悪いこと

-治し方-

ストレスが原因の場合、そっとしておき様子を見ることが大切です。

特に、ハンドリングは絶対にしてはいけません。

犬や猫などと違ってヘビは触られて喜ぶ生き物ではありません!!

慣れていないうちはハンドリングはぐっと我慢しましょう。

飼育環境が原因となっている場合、見直すべき点は温度とシェルターが主となります。

温度は高すぎていないか?もしくは低すぎていないか?

ケージ内にシェルター(隠れ家)は用意できているか?

もう一度基本の飼育方法からチェックしてみるようにしましょう。

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2.生まれたての個体

卵から産まれてすぐの個体はエサを食べませんので心配しなくても大丈夫です。

しかし、最初の脱皮をしたあと一度もエサを食べずに長期間過ごしてしまうと問題です。

まるでエサを食べるという行為を忘れてしまっているかのような状態に陥り、エサを食べずにそのまま死んでしまうことさえあります。

下半身が痩せてきたら危険ぎみです。

-治し方-

こうした個体にはエサを見せても見向きもしないこともあるので『アシストフィード』を行わなければいけません。

ヘビの首を抑えて、マウスの鼻先で口をこじ開け、余裕をもっての見込めるサイズのエサを咥えさせます。

これで吞み始めなかったら日を改めてもう一度行います。

3.温度が異常

ヘビは変温動物ですので温度が低すぎたり、高すぎたりすると悪影響が出ます。

普段飼育している個体が拒食になってしまったらまずこれを確認すべきです。

-対処方法-

①ケージ内の温度の確認・・・温度勾配や適切な温度が保たれているか?

②ヒーターが壊れていないか確認

③冬の隙間風が入っていないか確認

④夏の閉め切った部屋であればエアコンを導入・・・日本の夏は暑すぎます

4.エサの好み&与え方

エサを変えたり、与え方が悪いとエサを食べなくなってしまうことがあります。

-対処方法-

①エサを変えたことで食べなくなったのであれば、元々食べていたエサのにおいを新しいエサにつけてから与えてみる

②冷凍エサがしっかりと解凍できているか確認

③冷凍エサを湯煎ではなく自然解凍を試してみる

④活エサを試してみる

5.季節性

生後1年以上たったボールパイソンは季節に左右されて拒食をすることがあります。

期間は10~5月の間です。

この期間に拒食を始めた場合は、急激に痩せなければ気にする必要はありません。

6.脱皮前

普段、拒食してしまったら、一番最初に確認すべき事項です。

ヘビは脱皮前にエサを食べなくなります。

ボールパイソンの場合、脱皮の前に

・目が白くなる

・腹部がピンク色になる

などの兆候が見られるので、脱皮前だと感じたら床材を湿らすなど脱皮を促しましょう。

7.床材の誤食

床材をエサを食べる際に誤食してしまうと、口内炎、下痢、食欲不振が引き起こされることがあります。

-予防方法-

普段から生体を観察していることが大切です。

床材を食べていないか?糞に床材が含まれていないか?

必ず確認するようにしましょう。

-対処方法-

床材の誤食により体調が悪くなってしまった場合、個人では対処できません。

爬虫類を診てもらえる動物病院に連れて行って、レントゲンやエコーを撮ってもらいましょう。

8.病気(マウスロット・呼吸器疾患)

-マウスロット-

ストレスや口内の傷によりマウスロットにかかってしまうことがあります。

初期症状は粘つく唾液が出る程度ですが、悪化すると口内に白い膿が溜まり、やがて死んでしまいます。

-呼吸器疾患-

不潔な環境や寄生虫、肥満、ウイルスなどにより呼吸器疾患を罹患することがあります。

初期症状はマウスロット同様、唾液が粘つく程度ですが、悪化すると首を上に傾けて解口呼吸を行い、異常な呼吸音を出すようになります。

ここまで悪化すると治療は困難ですので、唾液が粘ついた時点で動物病院に行くべきです。

いずれにせよ早期発見、早期治療が肝要です。
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③最後の切り札~強制給仕~

拒食と判断し最終手段を行使する目安としては

生まれたて:2週間前後

ベビー:1カ月

亜成体:3カ月

亜成体~成体:半年以上

※強制給仕はよほどのことがない限り亜成体~成体には行いません!!

強制給仕はタイミングが合えば死ぬはずの生体を助けられることもありますが、逆にタイミングを間違えると最後の引き金となって死なせてしまうこともあります。

強制給仕に踏み切る場合はリスクを考慮したうえで行ってください。

-強制給仕のやり方-

①爪楊枝(や名刺、テレフォンカードなど)とマウス、はさみを用意します。

②爪楊枝で口をこじ開けて、マウスの頭を口に入れます。

③完全に頭が入ったら片手で上顎と下顎を抑えて吐き出させないようにします。

④マウスの首と胴体をはさみで切り、爪楊枝の裏側でマウスの頭部を軽く押し込みます。

⑤マウスの頭部が喉の奥まで来たら、指でしごいて奥まで止まるまでゆっくりと移動させます。

⑥これを週に2回繰り返します。

何度も繰り返し生体が慣れてきたら、マウスの頭部を咥えさせた咥えさせたあと、頭を下にしてぶら下げます。(下半身は優しく抑えてあげます)

このとき、うまくいけば自分でエサを飲むようになります。

だめならまた①~⑥を繰り返します。

うまくいけば自分でエサを食べれるようになります。

<参考>ビバリウムガイドNo.33

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