【初めてのレオパ】ヒョウモントカゲモドキの飼育方法/初期費用&ランニングコストまで

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こういった疑問に全てお答えします。

☑この記事の内容

➀レオパとは?どんな生き物か魅力を解説

➁まずは飼育環境を整えよう!初期費用の話

➂いよいよレオパのお迎え!

➃ランニングコストと基本のお世話

現在の私は爬虫類飼育歴8年ほど。

爬虫類の研究者と動物園の飼育員やってます。

レオパは初めての爬虫類の飼育にうってつけのトカゲなので、初心者向けに解説しますね。

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➀レオパとは?どんな生き物か魅力を解説

レオパとは英語名Leopard gecko(レオパードゲッコー)の略で日本語名だとヒョウモントカゲモドキと言います。

レオパは爬虫類(トカゲ、カメレオン、ヤモリ、カメ、ワニなど)の仲間。

特に、ヤモリの中で、壁に登れず、マブタがあり目を閉じられる特殊なヤモリたちをトカゲモドキと言います。

ちなみに、ヤモリとイモリを混同している人が結構いますが、イモリは水辺に生息するカエルの仲間ですので全然違います。

レオパの魅力はたくさんある

・レオパは非常に入手しやすい。

➡今やどこの爬虫類ショップに行っても売ってますし、ホームセンターのペットコーナーでも売っていることがあります。

・長寿命

➡寿命10~20年とパートナーにうってつけの種です。

長く愛情を注ぐことができます。

・美しく豊富なカラーバリエーション

➡長年のブリーダーの努力により様々な色のレオパを購入することができます。

バリエーションはまさに千差万別。

800以上のバリエーションがあると言われています。

自分好みの一匹を見つけましょう。

・極めて丈夫で飼育が容易

➡飼育設備に大掛かりなものは必要なく、またスペースも取りません。

一人暮らしにも、ハムスターやインコ以上におすすめできるペットです。

世話も1週間に数回程度でOKなのでラクチン!

そもそも野生では荒れ地に住んでいるため、劣悪な環境にも適応できるのです。

・表情豊かで楽しい

➡あくびをしたり、エサがうまくとれなかったり、目を閉じて寝たり、寝相がすごく悪かったり、非常にかわいらしい生き物です。

他の爬虫類と違ってハンドリング(手で持って触れ合う行為)にも慣れるので、飼育者とのスキンシップもできちゃいます。

・ご飯に虫いらず??

➡トカゲの飼育というと、虫を与えると聞いたことがある人も多いと思います。

レオパも基本的にはエサには虫を与えますが、心配ご無用。

9割のレオパは人工飼料も食べます。

➁飼育環境を整えよう!初期費用の話

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レオパはかなりシンプルな環境で飼育が可能です!

必要なものは以下の通り。

全て0から揃えるとなると、どんなものを選ぶかによってことなりますが

費用:8000~15000円程度

一つ一つおすすめ商品とともに解説していきます。

今回紹介する商品を用意すれば、すぐに飼育が可能ですのでメモの準備を!

・飼育ケージ

レオパの飼育にはA4~30×30㎝程度の面積が必要と言われています。

初めての飼育であれば、機能性や通気性に優れたものを使用するべきだと思うので、「グラステラリウム3030」がおすすめです。

ケージ選びのポイントはこちらの記事で詳しく書いてあります。

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・保温器具

理想的な温度低温部28℃ ヒーター部分32℃

爬虫類用の薄いヒーターが販売されているのでそれをケージの外側下部に敷いて使用します。

ヒーターは必ず、ケージの1/2~1/3の面積の部分が保温されるように敷きます。

ケージ全てがヒーターで保温されるとレオパが暑すぎて体調を崩してしまいます。

よほど寒い部屋でない限りこのヒーター1枚あれば大丈夫なはずです。

また、気温35℃を超えるような日本の夏はレオパには暑すぎるます。

夏場は風通しのいい場所に置くか、28℃設定くらいでいいのでエアコン管理で涼しくしてあげてください。

・床材

ケージには床材を敷いてあげなければいけません。

爬虫類用の砂、キッチンペーパーやペットシーツを使用します。

レオパの体が小さいうちは、エサを飲み込んだ時に一緒に砂を食べてしまいそのまま死んでしまうことがあります。

小さいうちは、キッチンペーパーやペットシーツで飼育しましょう。

レオパが大人になったら、ある程度なら砂を食べても排泄できるので、飼育者の好みで選んでいいでしょう。

ちなみに、レオパは決まった場所にトイレをします。

排泄物を見つけたらその都度取り除いてあげましょう。

・シェルター

シェルターとは隠れ家のこと。

野生のレオパはパキスタンやイランの乾燥した荒れ地に生息していますが、隠れ家はほどよく湿度が保たれた環境のようです。

飼育下でもその環境を作ってあげる必要があります。

少し難しく感じるかもしれませんが、とっても簡単です!

市販の「ウェットシェルター」という商品を使えばいいのです。

このウェットシェルターは素焼きで作られていて、上のくぼみの部分に水をいれておくことでシェルター内の湿度を高める効果があるのです。

必ず設置しましょう。

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・水容器

レオパは水を飲みますので、倒されない重量のケースに水を入れて設置してあげてください。

入れる容器は小さいタッパーでもなんでもいいです。

が、どうせ買うならこんな風にかっこいい商品はいかがですか?

ちなみに水は毎日新鮮なものに交換してあげましょう。

・エサ

一番大事なご飯の話。

基本のエサは、ショップや通販で購入できる生きたコオロギです。

しかし、最近の商品開発によってレオパも好んで食べる人工飼料がたくさん販売されるようになってきています。

私のおすすめはこちら!個人的にも愛用しています。

ぬるま湯に3分つけるだけでエサにできちゃいます。

あとは、お皿か何かに入れて置いておくだけで食べてくれます。

これで食べてくれない子には、エサを顔の前で動かしたり、落としたりして動きをつけて与えてみましょう。

・カルシウム剤

カルシウムを与えないとクル病などの病気なってしまいます。

クル病は骨の形成がうまくされない病気であり、なかなか治りませんし最悪の場合死に至る恐ろしい病です。

カルシウム剤をエサに毎回必ず塗してから与えるようにしてください。

知っておきたいレオパのトラブルと病気まとめ―対策と治療法―
ヒョウモントカゲモドキの飼育トラブルと病気 レオパ飼育者「レオパの飼育をしているけど、病気になったりしたらどうやってたいおうしたらい...

カルシウム剤には【カルシウム】だけのものと【カルシウム+ビタミンD3】の2種類があります。

※ビタミンD3はカルシウムの吸収を促す効果があります。

普段は【カルシウム】だけのものをエサに塗して与え、たまに【カルシウム+ビタミン】のものを塗して与えてください。

※ビタミンの摂りすぎもクル病と似た症状が出る恐れがあるので注意が必要です。

ここまで準備できたら次はいよいよレオパの購入です!

➂いよいよレオパのお迎え!

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レオパを購入しに行きましょう。

購入には

・爬虫類専門店に行く

・爬虫類即売イベントに行く

主に2つの方法があります。

爬虫類専門店で買う方が店員さんとゆっくり話したりできるので、初心者の方は専門店に行きましょう。

変にお金をケチらず、自分の気に入った子を選ぶ方が後々後悔しないです。

一番かわいい、かっこいいと思う子を買っちゃいましょう。

購入の際の注意点として、

➀しっかりとエサを食べている

➁背骨が浮いていない

➂目がくぼんでいない

➃指が全部あるか

こういったポイントを見るようにしましょう!

初めての飼育でトラブルを避けるために、チェック必須のポイントです。

➃ランニングコストと基本のお世話

飼育環境を整えたら、あとはエサ代、電気代ぐらいしかお金はかかりません。

エアコンで管理する夏以外は、電気代は200~300円程度。

エサ代もそんなにかからないです。月で考えれば200~600円程度でしょう。

ランニングコスト合計月:400~900円程度です。

日常的なお世話は次の4つ。

➀エサを与える

➡ベビーのうちは食欲があるようならあるだけ与えてあげましょう。

ベビーはあまりにも食べ過ぎて吐くこともあるのでそこだけは気を付けるように!

ある程度大きくなったら、ケージの前に飼育者が来たらエサ欲しさに寄ってくるぐらいまでエサはあげなくていいです。

➁水容器の水を交換

➡毎日、もしくは2日に1回は交換してあげましょう。

➂ウェットシェルターの上に水を足す。

➡完全に乾ききる前に水を足してあげましょう。

➃掃除

➡基本的には糞のを取り除いて掃除をします。

ペットシーツ自体が汚れて、匂いもついてきたら、シーツごと交換してあげましょう。

➃レオパは撫でてもいい?

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は ヒョウモントカゲモドキ-o-dan9-1024x812.jpg です

手の上にのせて持つ(=ハンドリング)はOKですが、撫でるのは基本的にダメ!!

爬虫類は基本的に、人に撫でられて喜ぶ生き物ではありません。

むしろ、自分よりはるかに大きな生き物に触られて恐怖さえ感じていることでしょう。

考えてみてください。

レオパは全長20cmとすると人間の身長160㎝はおよそ8倍。

人間からしたら160×8倍=1080㎝の生物に触れらたら、超怖くないですか?

レオパも一緒です。

犬や猫は、人間を飼い主だと理解してますし、社会性のある動物で、普段からお互いを舐めたり毛づくろいを擦る習性があります。

ゆえに、撫でられると気持ちいですし喜びます。

しかし、レオパをはじめとする爬虫類は、社会性はほぼ皆無ですし、お互いを舐め合うことなんてまずありません。

また、爬虫類は基本的に上から何かされるというのが嫌いです。

というのも、爬虫類の主な天敵は鳥。

鳥は上から来ますよね?

だから上から見下ろされたり、触られるというのはストレスレスに感じます。

もし、嫌がっているのにもかかわらずレオパを撫でたりすると、当然ながらレオパが尾を自切する可能性も出てきます。

中には霧吹きの水が当たるだけとか、衝撃がケージに加わっただけで尾を切る個体もいるので、撫でるなんてもってのほかかもしれません。

以上、レオパの飼育開始までのチャート解説でした。

レオパの飼育に興味が出てきたら、ぜひぜひ飼育してみてください。

なにかわからないことがあったらいつでも質問受け付けています。

twitter➡@ComHerp

メールアドレス➡reprep9981@gmail.com

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