レオパと言えば、
- 慣れる
- ハンドリングできる
- 手足をホッぽりだして寝てる
こんなイメージですが、中には飼育開始して何カ月経っても
- 夜しかウェットシェルターから出てこない
- ハンドリングできない
こんなレオパも少なからずいます。
昨今、「レオパは人慣れする」というポジティブな情報だけがかなり流れていて、イメージ通りのレオパを求めてた方にとってはちょっと残念。
でもそんな気持ちを抱いたままだと、せっかく迎えた子に申し訳ない。
こんな思いになってしまって悶々としてしまっている人も、中にはけっこういるのではないでしょうか?
レオパの飼育歴8年の私がそんなレオパとの付き合い方・対処方法を書いていきます!
【初めてのレオパ】ヒョウモントカゲモドキの飼育方法/初期費用&ランニングコストまで
1.ウェットシェルターを透明なものに変える
かなり強引な対処方法ですが、ウェットシェルターを透明なものに変えてしまうのもアリです。
例えば、タッパーに穴を開けて湿らせて水苔を入れたものにすると、それでウェットシェルターにすることができます。
私も、中学生でお金がないときはこの方法でウェットシェルターを自作して飼育していましたが、もちろん無問題。
レオパを健康に保ちつつ、飼い主に慣れさせることが可能です。
また、ウェットシェルターをかなり小さなシェルターに変えてしまうのもアリです。
レオパは「完全に隠れたい」のではなく、「隠れている気分」にさせてあげればOKなのでかなり小さい体が半分くらい出ちゃうようなシェルターでもOK。
2.シェルターを撤去する
そもそもレオパにシェルターを与える理由のメインは脱皮不全を防ぐためです。
シェルターを撤去して、ストレスでエサを食べなくなったりしたら問題ですが、そうでなければシェルターはいりません。
今流通するレオパはすべてが繁殖して生まれた子たちで、だいたいストレス耐性は爬虫類の中でもトップクラスにべらぼうに高いです。
体色が薄くなってきて、脱皮が近づいた時だけウェットシェルターを設置してあげるか、霧吹きでケージ内を多湿状態にさせてあげればいいのです。
そうすれば、健康であればまず脱皮不全は起こりません。
3.個性だと思って愛する
これが最適です。愛。
少し考えてみてください。
引っ込みがちなレオパなんて逆に可愛くないですか?
控えめで夜しか出てこれないなんて、日本人の心を持っているかのようです。
我が子の個性を愛してあげるのも飼育者の役目。
4.餌を与える際に工夫する
- エサを食べるときはピンセットであげる
- 手でエサをあげる
- 手の上でエサをあげる
この3つの流れでハンドリングができるようにすることも可能です。
かなり長い時間がいる根気のいる作業ですが、上手く行った時の喜びは素晴らしいものがあります。
もっと愛しくなること間違いないなしです。
最初の「ピンセットでエサを与える」も難しい場合は、少しの間エサを抜いて空腹にさせるとうまく行きやすいです。
5.2匹目を飼い始める
レオパはもともと性格に結構な個体差があります。
2匹目を飼い始めると、2匹の性格の差がしっかりと感じられてかなり面白いと思います。
特に2匹目が1匹目と打って変わって、物怖じしない性格の子だと2匹の性格差が途轍もなく愛しく感じるはずです。
また、レオパは2匹飼育してもそれほど飼育の手間は変わらないのでアリです。
パネルヒーターも大きなものを使用すれば、1つで2つ分のケージを賄うことも可能です。
6.待ち続ける
何年も待ち続けましょう。
辛抱待ち続けることも良い関係性を築くうえでは重要です。
数カ月ぐらいだとあまりレオパの行動も変化しないでしょうが、何年か経てば変わることもあるかもしれません。
もしかしたら、手の上で寝ちゃうくらいのレオパに変わる可能性だってあるはずです。
ぶっちゃけ長い期間経つと、レオパの臆病な性格も個性として受け入れられると思います。
そんなふうに飼い主の心境が変わるのを待つのもアリですよね。
7.まとめ
以上をまとめると
- 透明なウェットシェルターにする
- シェルターを撤去する
- 個性だと思って愛する
- エサの与え方を工夫する
- 2匹目を飼い始める
- 待ち続ける
ヒョウモントカゲモドキをはじめとした爬虫類は基本的には触られたり、構われたりするのがあまり好きではありません。
爬虫類の飼育は、「見ることorいること」を楽しむものです。
犬や猫みたいな付き合い方ではなく、ある程度距離感を保ったそんな楽しみ方ができると、また一つ面白い関係性を築けるのかなと思います。