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➀ゲイリートゲオアガマの紹介と魅力
今回は私たちが愛してやまない砂漠にすむキュートな紅蓮のおっさん、ゲイリートゲオアガマの飼育方法を紹介したいと思います。
ゲイリートゲオアガマの魅力は何といってもまずは赤や黄色の美しい体色です。
こんなことをいうとトゲオアガマ好きの方には怒られてしまうかもしれませんが、トゲオアガマには茶色系の地味~な種類が多いです。
トゲオアガマの仲間の魅力は地味でおっさん顔のところとよくいいますが、やっぱり綺麗な種類を飼いたい人が多いと思います。
そしてゲイリートゲオアガマの色!赤!黄色!オレンジ!非常に美しい!
素晴らしいの一言です。
しっかりと飼育してこの体色を少しでも高めてあげられたら最高だと思います。
また、ゲイリートゲオアガマは平均30cm程度とそんなに大きくならずそう大きなケージが必要ありません。
トゲオアガマの仲間全てに共通することですが、完全草食性な部分も大きな魅力だと思います。
ゲイリートゲオアガマは入手も容易ですし、トゲオアガマの飼育に挑戦してみたい人、乾燥系のトカゲに挑戦したい人、草食性のトカゲを飼いたい人、そのすべてにお勧めできる種類です。
少しでも興味を持った人は飼育を検討してみてはいかがでしょうか?
ただ、肉食の他のトカゲと飼育において違う部分があるのでよく注意してから飼育に臨みましょう。
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➁ゲイリートゲオアガマ 基本情報
Photo by (c)Tomo.Yun〈写真提供:http://www.yunphoto.net〉
学名 | Uromastyx geyri |
英名 | Saharan spiny-tailed lizard |
分類 | アガマ科 トゲオアガマ亜科 トゲオアガマ属 |
分布 | アルジェリア、マリ、ニジュエールなど |
全長 | 30~40cm |
寿命 | 平均15年程度、最大30年 |
価格 | 10000~15000円程度 |
➁飼育環境の作り方
飼育に必要なもの
- 飼育ケージ
- 保温球や暖突
- 爬虫類用サーモスタット
- バスキングライト
- 紫外線ライト
- 床材
- エサ
・飼育ケージ
かなり高温の場所と涼しい場所があることが飼育のポイントになるトカゲですのでケージは体の大きさに比べて大きいものが必要です。
そういう意味で90×45×30㎝以上のケージが良いとわたしは思います。
ケージには衣装ケース、熱帯魚用水槽、爬虫類用のガラス水槽を選択するのがオーソドックスです。
-衣装ケース-
安価で軽く掃除をしやすいという点が使用するメリットです。
一方で、中が見えづらく見た目が悪い、火事の危険性がある、若干の改造が必要という点がデメリットです。
また、衣装ケースは風通しが悪いのでケースにメッシュ部分を設けることが必要になってきます。
衣装ケースの上にバーベキュー用などの金網を乗せるのももちろんアリです。
また、衣装ケースの場合日々の管理は上から行うことになりますが、爬虫類は上から手を出されることを嫌いますので若干慣れづらくなる可能性があります。
-熱帯魚用ガラス水槽-
見た目がよく比較的安価である点がメリットです。
値段は衣装ケース、熱帯魚用ガラス水槽、爬虫類専用ガラス水槽の順で高くなっています。
重い、通気性のある金網などの通気性のある蓋が別途必要、衣装ケースの場合と同じように生体が嫌がる可能性があるのがデメリットです。
-爬虫類用ガラス水槽-
見た目がよく、風通しもよいですし、飼育器具の電源コードを通す穴があったりとメリットはたくさんです。
横から世話ができるので成体に与えるストレスは少なめです。
デメリットは値段が高く、重いことでしょう。
おすすめは爬虫類用ガラス水槽です。最強です。
・温度
実際の砂漠地帯は昼夜の温度差が激しいので飼育下でも昼夜で温度差をつけます。
ケージ全体の日中の基本温度は26℃、夜の間は20℃に設定するといいです。
ケージ全体の保温には散光型の保温球や暖突を用いると効果的に温められます。
昼夜の温度の変化は爬虫類用のサーモスタットが売られているのでその器具で調節するのがベストです。
また、 日中のバスキングスポット(日光浴する場所)は50~60℃の高温が必要となります。
上の写真のようなバスキングライトを用いてホットスポットにガンガン光を当てて温めてあげてください。
トゲオアガマがホットスポットからずっと離れない場合温度が足りていない証拠ですのでライトのw数をあげたり、バスキングライトの数を増やしたり、メタハラなどを使ったりして対応しましょう。
火事には十分注意することも忘れないように!!
・紫外線
美しい体色に育てるまたは健康な状態を維持するためには非常に強い紫外線が必要です。
強い紫外線を出すスパイラルライトや蛍光灯、もしくはメタハラを使用して紫外線を照射しましょう。
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・床材
乾燥に保つことができる床材であれば何でもいいです。
爬虫類用の砂漠系の砂や赤玉土、チモシー、ペットシーツなどを使うといいと思います。
・エサ
トゲオアガマは完全草食性です。
チンゲンサイやコマツナなどの葉野菜を中心にすえて、豆や植物の種も与えるようにします。
野草の類や小鳥のエサ、そしてイグアナ用やリクガメ用のフードなどもよい餌になるでしょう。
➂トゲオアガマのエサに関して注意点
- 水分を野菜からとるので毎日生野菜を与える
- 豆類などの高タンパク質のものはたくさんあげない
- 昆虫は絶対に与えない
- ネギや玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ホウレンソウなどのやばそうな植物は与えない
※意外ですがキャベツやブロッコリー、白菜、レタスもよくないです
これらの点によく注意して飼育して下さい。