入門種!ボールパイソンの飼育方法/大きさは?価格は?ハンドリングできるの?ケージの選び方は?

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ボールパイソン

①ボールパイソンの紹介と魅力

今回は大人気、ボールパイソンについて紹介します。

ボールパイソンは爬虫類ブームにおいても、ヒョウモントカゲモドキフトアゴヒゲトカゲなどと並んで圧倒的人気を誇る存在です。

その人気の理由、魅力、飼育方法をまとめてみました。

1.飼育の難易度の低さ

ボールパイソンの最も魅力なポイントはなんといってもその飼育のしやすさではないでしょうか?

ケース、水容器、ウェットシェルター、パネルヒーターというシンプルな器具で飼育できますし、流通する個体がCB(飼育下繁殖個体)ばかりなので拒食、寄生虫などといったトラブルが少ないように感じますし非常に丈夫です。

また、人気のためネット上や書籍で飼育方法が膨大な量紹介されていますので飼育に失敗することは非常に少ないのかなと感じます。

ヘビの飼育が初めて、ひいては爬虫類の飼育が初めての方にもかなり安心ですね。

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2.品種の多様性

今回は紹介しませんが、ボールパイソンには数えきれないほどの品種が存在します。それゆえに自分好みの色彩をもつ個体を選ぶことができる点、そしてそれを繁殖させ新たな品種を作ることができる点。

そういった点は非常に魅力的だと思います。

気に入った個体を一匹大切に育てるのもよし、いろいろな品種を集めコレクションするのもあり、繁殖させて新たな品種を作るのもよし、楽しみ方は無限大です。

3.ハンドリング

ヘビの飼育の醍醐味にハンドリングがしやすいという点を挙げる人は多いでしょう。実際、温和な個体が多く人に慣れやすく(爬虫類は人に懐かないと言われている。例外はある。)ハンドリングしやすい個体が多いように感じます。

しかしながら、もちろん個体の性格や育てられ方によって荒くなってしまってハンドリングが難しくなるケースもありますのでショップでの購入の際にはハンドリングができる個体なのかどうかしっかり聞いてから飼育を開始すると安心だと思います。

4.あふれる魅力-ニシキヘビ-

ボールパイソンを飼育するだけでヘビ飼育の醍醐味の多くを感じ取ることができると思います。このボールパイソンの飼育を基本としてほかのヘビや爬虫類の飼育に応用することができます。そういう意味でも入門種におすすめですね。

ボールパイソンは和名がボールニシキヘビです。ニシキヘビですよ、ニシキヘビ。その字面だけでワクワクしてきませんか?

世界最大のヘビはアミメニシキヘビです。(諸説あり)

アミメニシキヘビとボールパイソンの魅力は違うものだと思いますし比較できないと思いますが、私個人の意見としてはその仲間であるボールパイソンを飼育し、毎日触れ合え、目の前においておける。こんなに贅沢ですばらしいことがありますか?と思いますね。

ぜひたくさんの人に飼育をしてもらって、どっぷり沼にはまってほしいです!!

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-基本データ-
 *和名:ボールニシキヘビ

学名Python regius

英名:Ball python, Royal python

分類:ニシキヘビ科 ニシキヘビ亜科

分布:アフリカ諸国全長

全長:平均100~150、最大200㎝

寿命:20年程度

値段:3000円~

品種によってピンキリですが、ノーマルの個体でしたら3000円程度から
購入することが可能です。

②基本的な飼育方法

飼育に必要なものです↓

  • 飼育ケージ
  • ウェットシェルター
  • 床材
  • 水容器
  • パネルヒーター(寒い時期には別途ヒーター必要)
  • エサ

以下で説明していきます。

・飼育ケージ

プラケースや水槽、衣装ケースなど様々なものが選べます。

プラケースや衣装ケースは軽くて掃除がしやすく、値段が安いのが利点ですが見栄えが悪い点が微妙な点ですね。

たくさんの個体を飼育している方はこういったプラケースや衣装ケースをたくさん積み重ねて飼育しています。

また、プラケースは大きなサイズのものがないのでアダルトには使用できません。

衣装ケースの場合は空気がこもりがちなので風通しがよくなるような改造が必要な場合もあります。

1匹や2匹など少ない数を大事に育てる方は爬虫類用のガラス水槽を選ぶといいでしょう。

一般的にヘビの飼育に必要な面積は、ヘビがとぐろを巻いたときの大きさ×3倍といわれています。

最終的には60×45㎝の底面積があれば生涯飼育ができます。

なかには大きくなる個体もいますのでそういう場合はワンサイズ上のものをチョイスしましょう。

どんなケージを選択してもいいですが、

風通しがよく、脱走されないものを選んでください。

・ウェットシェルター

これは上のくぼみの部分に水を入れることで内部の湿度をある程度保つことができ、なおかつ個体の隠れ場所を作ることができるというものです。

正直、いらない場合が多いです。

ある程度成長して餌付いている個体、落ち着いている個体には無理に設置してあげなくてもいいです。

あまりにも飼育者に慣れていないなど、個体の様子をみて判断するといいと思います。

・床材

ヤシガラやハスクチップ、新聞紙、ペットシーツ、キッチンペーパーなど様々なものが使えます。

ただし、砂系のものを使うと餌と一緒に飲み込んでしまうことがあり危ないです。

特にベビーの個体にはペットシーツやキッチンペーパーなどを使用する方がベターだと思います。

ある程度育ったら砂を多少飲み込んでも大丈夫ですので自分の好みで選択するといいでしょう。

・水容器

ヘビは水の中につかるのが好きですし水ももちろん飲むので体全体が入りきる水容器を設置してあげてください。これはタッパーでもなんでも大丈夫です。

水質には敏感なように感じるので毎日新鮮なものに変えてあげてください。

※冬場には急に冷たい水に変えたりしないように注意!

・温度はどれくらい?

ヘビは変温動物であり温かいところがないと代謝がうまく行われません。ですのでパネルヒーターをケースの1/3から1/2(全体が温かいとオーバーヒートを起こしてしまう)敷いてあげて一ヵ所温度が30℃程度になるところを設けてあげてください。そのほかの部分は24度程度に保つといいです。

冬場で温度が上がりきらない場合は別途暖突などを設けて保温します。

・湿度はどれくらい?

極端に低かったり高かったりしなければそこまで気にしなくてもいいです。

ただし、脱皮前には床材を湿らせたり、霧吹きをケージ全体にかけ湿度を上げてあげてください。

脱皮前には目が白くなったり腹部がピンク色に染まったりするのでそれで気づくことができると思います。

・エサは何を与えるの?

エサは冷凍マウスやラットです。苦手な方も多いと思いますが、ヘビの飼育には避けられないことです。頑張って乗り越えてください。

エサのサイズは個体の大きさに合わせます。体の一番太いところと同じ大きさのものを与えるといいです。

エサの頻度は1週間に1回~2回です。

ショップで購入する際には絶対に餌付いている個体を選び、どのサイズのエサを与えているかよく聞いてから購入することを絶対に忘れないように!

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