【地表性】ホウセキカナヘビの魅力と飼育・繁殖方法/価格や寿命など

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ホウセキカナヘビの飼育方法

写真:サウリア守口店

目次

➀ホウセキカナヘビの紹介と魅力

・亜種について紹介
・基本データ

➁飼育環境の作り方

➂繫殖について

①ホウセキカナヘビの紹介と魅力

今回紹介するのは、素晴らしい体色をもつ地表性中型カナヘビのホウセキカナヘビの紹介です。

幼体のうちは非常に地味目な体色をしており、「なぜ宝石と呼ばれてるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、成体になるにつれてグレーをベースとした黄緑色、水色、黄色、白色がのる体色となり、さらに青色をした円い斑紋が現れ非常に美しくなります。

日光浴中の成体の威風堂々たる佇まいは宝石の輝きを放ちます。

ホウセキカナヘビは南西ヨーロッパに広く分布しており、現在4つの亜種に分けられています。

それぞれ体色や斑紋の特徴が微妙に異なりますが、同定は難しいですしどれもホウセキカナヘビの名で販売されることが多いので自分の好みの個体を選べばいいと思います。

Timon lepidus lepidus

基亜種であり4種の基本となる種です

-Timon lepidus ibericus –

イベリアホウセキカナヘビ イベリア半島北西部(スペインとポルトガル)に生息

黄色みが強いことが特徴です。
-Timon lepidus nevadensis

ネバダホウセキカナヘビ スペイン南東部に生息

全体的にグレーで地味目な体色をしています
-Timon lepidus oteroi- 

和名不明 スペイン北西部に生息 特徴不明 すみません

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-基本データ-

写真:サウリア守口店

学名:Timon lepidus

英名:Ocellated lizard

分類:カナヘビ科 カナヘビ亜科 Timon属

全長:平均40~60㎝(最大90㎝)

分布:イベリア半島を中心とした南西ヨーロッパ

寿命:15~20年程度

価格:9000円~

②飼育環境の作り方

飼育に必要な器具

  • 飼育ケージ
  • バスキングライト(別途ソケット)
  • 遠赤外線ヒーター
  • 紫外線ライト(別途ソケット)
  • (シェルター)
  • 床材
  • 水容器
  • エサ
  • カルシウム剤

以下で一つ一つ説明していきます。

飼育ケージ

最終的には90×45×45程度のケージがあれば飼育が可能です。

理想は横幅120×45×45のケージです。

ホウセキカナヘビの最大全長は90㎝と書きましたが、ほぼ60㎝程度で成長は止まるかと思いますので基本的には90㎝のケースで事足りるでしょう。

ケースには衣装ケースを使用する場合や爬虫類用のガラス水槽を使用することが多いと思いますが、ことホウセキカナヘビに関していえば爬虫類用のガラス水槽の使用を強くお勧めします。

ホウセキカナヘビは通気性の高い乾燥した環境を好みますし、ほとんどの爬虫類は上から見下ろされることを嫌います。

ホウセキカナヘビは比較的人に慣れにくい種ですので、通気性の面でも慣れやすさの面でもメッシュ加工が施され、横から世話ができる爬虫類用のガラス水槽がベストです。

温度(保温器具について)

暖突や保温ランプ、セラミックヒーターなどを用いて基本温度は25度、夜間は22℃程度にします。温度が高めの季節はもちろん加温なしでいいです。

爬虫類用のサーモスタットを併用するとうまく温度調整ができると思います。

バスキングスポット(日光浴をするための場所)にはバスキングライトを当ててあげます。バスキングスポットの温度は35~40度にします。

かなり日光浴は好きですのでかならず設けてあげてください。

気持ちよさそうに日光浴をする姿を観察できるはずです。

紫外線

ホウセキカナヘビは日光浴が好きな種です。強い紫外線を放つものを設置してあげてください。

紫外線はトカゲの体調を整え、体の成長を促し、さらに発色もよくするための非常に大事なツールです。

設置しなければ、様々な健康被害の可能性が出てくるので、日中は必ずホットスポットやケージ全体に照射するように。

温かい季節なら衣装ケースに金網をかぶせたものに、個体をいれて外で日光浴させてやるのもいいでしょう。

このとき必ず日陰を作ってやり、オーバーヒートしないように念のため飼育者が監視するようにしてください。

紫外線ライトやバスキングライトの話はこちら↓

【ホットスポット】爬虫類が日光浴するワケ&バスキングライトや紫外線ライトの話
目次 ①はじめに ②爬虫類が日光浴する3つの理由 体温上昇 紫外線 明るさ ③飼育下での日光...
湿度(床材と水容器)

比較的乾燥した環境を好むので、床材には乾いたヤシガラ土やウッドシェイブ、バスクチップなどを使うようにします。

湿度は40%~60%が良いとされます。

あまり気にする必要はないですが1週間に1,2回多少霧吹きをしてあげましょう。

乾燥した環境を好みますが、もちろん水は飲みます。

ケージ内には必ず水入れを用意してあげてください。

新鮮な水でないと飲まないことがあるので毎日水は交換してください。

エサ

ホウセキカナヘビは雑食性です。コオロギやデュビア、ミルワームなど昆虫のほかに、バナナ、ミカン、イチゴやニンジンなども与えます。

幼体のうちは昆虫の割合を多めに果実野菜類も少し与える感じで毎日たっぷり与えます。

成体に近くなってきたら、昆虫の割合を小さくし果実野菜類の割合を大きくします。

最終的に昆虫:果実野菜類=1:1になると理想的だと思います。

フトアゴヒゲトカゲなどのための雑食トカゲ用のフードを湿らせたものに餌付かせると給仕が楽になります。ぜひ試してみてください。

コオロギやデュビアの管理法はこちらまで↓

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カルシウム剤

カルシウムを与えないとクル病になる危険性が高まります。

クル病は骨の形成がうまくされない病気であり、1回罹患すると治りませんし最悪の場合死に至る恐ろしい病です。

カルシウム剤は基本的にエサに塗して使用します。
カルシウム剤にはカルシウムのほかにビタミンD3が含まれているのものもあり、含まれているものと含まれていないもの2種類用意する必要があります。
普段はビタミンが含まれていないものを餌に塗して与え、たまにビタミンが含まれているものを塗して与えてください。
ビタミンD3の与えすぎもクル病と同じ症状を引き起こすので気を付けるように!

③繁殖について

2回冬を経た生後18カ月以上経った十分育った個体を繁殖に使うようにしてください。

繁殖には大きなリスクがあることを十分留意して行うように!!

秋の初めから徐々にケージの温度を下げバスキングライトも消し給仕回数を徐々に減らしやがて給仕をストップ、冬には温度8~10度で一定に温度を保ちクーリングを行います。

クーリング開始から2カ月経ったら温度を上げ、まず雌雄を同じケージに入れます。

エサを与え交尾を待ちます。

交尾が成功したらまたケージを分けます。

初めての産卵では10個ほど産み、最終的に1回の産卵で18~23個ほど産むようになるそうです。

年間1回から2回産卵し、卵は27℃前後に保温すると2~3カ月で孵化します。

産卵には非常に体力や栄養を使いますので、産卵後にはメスに十分にカルシウム剤を塗した栄養のあるエサ(解凍した冷凍マウスなど)を与えるようにしてください。

〈参考〉

ビバリウムガイドNo.60

爬虫・両生類飼育ガイド トカゲ

海外サイト

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