エメラルドツリーボアの魅力と飼育方法/グリーンパイソンとの違いや価格

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エメラルドツリーボアの飼育方法


写真:サウリア守口店

目次

1.エメラルドツリーボアの紹介と魅力

2.グリーンパイソンとの関係性-収斂進化-

3.飼育環境の作り方

1.エメラルドツリーボアの紹介と魅力

写真:サウリア守口店

今回紹介するのは南米に生息する樹上性のヘビ、エメラルドツリーボアです。

特徴はなんといっても美しさ大きさ!

美しいエメラルドグリーンと白色のジグザグ模様やバンド模様が素晴らしいです。

個体や地域によって緑色の濃淡が違ったり、白色がないもの、黒色のブロッチ模様が入るものなどとても多様です。

そのためコレクション性が高く、集めてみてもいいと思います。

また、大きさは平均1.8~2.0m、最大3m近くと樹上性のヘビの中では最大級を誇ります。

アマゾン川流域の個体群(アマゾンベイスン)が最も大きくなり、平均2.1~2.7mになるようです。

体が大きくなれば、当然牙も長く立派になります。

咬まれないように気をつけましょう!
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基本データ
学名Corallus caninus

英名:Emerald tree boa

分類:ボア科 ツリーボア属

分布:南アメリカ北部

価格:70000円~

2.グリーンパイソンとの関係性-収斂進化-

エメラルドツリーボアとよく似たヘビに東南アジアからオセアニアにかけて分布するグリーンパイソンがいます。

エメラルドツリーボアと同様、樹上性でコイル型に木に巻き付き、なおかつ緑色に白色の模様が入るといったように形態や生態がそっくりなんです。

これは『収斂進化』といって、まったく違う地域に存在する生き物が似たような環境に適応することで同じ形態や生態を持つように進化するというものなんです。

他の例としては、ハリネズミ×ハリモグラやサメ×イルカなんかが知られています。

-見分け方-

この2種は頭部にあるピット器官の配置で見分けることが可能です。

グリーンパイソンには上顎の先や下顎の後ろにピット器官がありますが、エメラルドツリーボアでは上顎にしかありません。

難しそうですが見比べてみると案外わかるものです。

写真:サウリア守口店

写真:サウリア守口店

上がグリーンパイソン、下がエメラルドツリーボアです。

確認してみてください。

ちなみに、飼育難易度はエメラルドツリーボアの方が難しいとされます。

グリーンパイソンですら飼育はやや難しいですので、安易な気持ちでは飼育は厳しいでしょう。

グリーンパイソンの魅力と飼育方法・種類/寿命は?価格は?ハンドリングは?
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3.飼育環境の作り方

飼育に必要なものです。

  • 飼育ケージ
  • 保温器具
  • 爬虫類用サーモスタット
  • 床材
  • (紫外線ライト)
  • 水容器
  • ドリッパー
  • (ファン)
  • 登り木
  • エサ

以下で説明していきます。

飼育ケージ

ずっと枝に巻き付いていて動きはあまりないと思われがちですが、ケージを大きくすれば案外活動を見せてくれます。

そのため高さはもちろんのこと、底面積も欲しいところです。

ベビーのうちは45×45×45㎝程度のケージで飼育し、成長に合わせてサイズアップしていくといいでしょう。

最終的には90×45×60㎝、理想を言えば120×60×90㎝以上のケージサイズがほしいところです。

ケージには必ず通気性が保てるものを使用してください。

90×45×60㎝までなら爬虫類用のガラス水槽が市販されているのでそちらを利用するといいでしょう。

それより大きいものだと市販されていないので、自作するかオーダーメイドで作ってもらいます。

温度

日中の基本温度は25~26℃程度、ホットスポットは29~31℃、夜間は24℃程度にやや下げます。

エメラルドツリーボアは南米に生息するものの、比較的涼しい環境を好みます

また、ケージ内の温度勾配、昼夜の温度差は必須です。

なかなか難しい部分ではあると思いますが、必ず調節するようにしてください!

暖突や保温球を設置したり、パネルヒーターを壁面に張ったりして加温しましょう。

爬虫類用サーモスタットを使用すると温度差をつくるときに便利だと思います。

紫外線ライト

蛇の飼育には一般的に紫外線ライトは使用しませんが、本種においては照射すると代謝が向上したり色彩がよくなったりと一定の効果が得られるようです。

紫外線量はそう多いものでなくてよいので、ぜひ紫外線ライトを設置してみてください。

床材

湿度が保てるヤシガラ土や水苔などを湿らせて床材にします。

定期的に霧吹きを行い湿らせましょう。

水の与え方+湿度

まずセオリー通りケージ内には水容器を設置します。

これは飲み水というよりも個体が浸かったり、湿度を高める意図があります。

エメラルドツリーボアは静止した水辺から水は飲まず、葉っぱや壁面に流れる水を飲むことを好みます

必ず毎日霧吹きをし、ケージ内の湿度を上げつつ給水を行います。

なおかつカメレオンの飼育に用いられるドリッパーを用意し、つねに水がケージ内を流れるようにします。

水を飲めているか日々観察を怠らないようにし、飲めていないようであれば霧吹きのやり方やドリップのさせ方を工夫するように意識しましょう。

湿度を高めるために自動霧噴霧器を使用してもいいでしょう。

こういった装置を使用するとより飼育が安定します。

湿度を上げることに気を取られて、通気性が損なわれないようにも気をつけましょう。

ケージ内の空気が淀んでいるように感じたら、ファンを設置し通気性を高めましょう。

この多湿を維持しつつ通気性も高めることが非常に重要になります。

登り木

樹上性ですのでケージ内に登り木を用意し、自在に動き回れるようにしてあげます。

ある程度太さがあり、枝分かれしているとベターです。

水平になる枝も必要です。見た目を気にしなければ突っ張り棒が効果的に使用できます。

登り木以外に、イミテーションの植物や観葉植物もケージ内に配置しましょう。

個体の安心感を高める効果が期待できるほか、飲み水を滴らせる場所として利用できます。

エサ

解凍した冷凍マウスやラットを与えます。

時々、ウズラなどの鳥類やヤモリなどしか食べない個体がいます。

このような場合にはマウスやラットに匂いをつけて与えるなど一手間が必要になり少々面倒です。

そういった個体が嫌な場合は必ずショップでマウスやラットに餌付いているか聞くようにしましょう。

給仕について、エメラルドツリーボアは消化が遅いことに注意したい。

エサが大きすぎたり給仕頻度が高いと吐き戻しを起こしてしまうことがあるので危険です。

ボアの仲間といえど、エサはやや小さめのものを与えるようにしましょう。

ある程度の目安として、ベビーのうちは1週間に1回、成長したら2~3週間に1回の給仕頻度にするといいです。

もちろんあくまでこれは目安で、それぞれ飼育者が個体の様子を見て判断するようにしましょう。

<参考>海外サイト

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