【半水生】ガイアナカイマントカゲの魅力と飼育環境作り方/価格大きさ寿命など

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➀ガイアナカイマントカゲの紹介と魅力

水辺に生息するトカゲ、ガイアナカイマントカゲについての記事です。

ギアナカイマントカゲの方が正しいのでは?ということは一旦置いといて、彼らのことを紹介します!

ガイアナカイマントカゲは南米に生息する半水生の比較的大型のトカゲです。

主食は水生の巻貝であり、発達した頭部と歯で中身だけを器用に食べます。

ガイアナカイマントカゲの魅力はなんといってもそのかっこいい姿です!

ゴツゴツとした背部や縦に扁平な尻尾を持つ彼らはさながら小さなワニのよう!

また、体色が赤と緑色、オレンジ色をして非常に美しいです。

半水生ということで、自在に泳ぐ姿は非常に面白いものがあります。

色々な要素で、他の半水生トカゲとして知られるクロコダイルスキンクやシナワニトカゲなどとは異なる魅力を持っていると言えますね。

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基本データ/価格 大きさ 寿命など
学名Dracaena guianensis

英名:Guyana Caiman Lizard、Northern Caiman Lizard

分類:テユー科 カイマントカゲ属

分布:南米

全長:最大120㎝

寿命:10~30年

価格:10~13万円程度

➁飼育環境の作り方

  • 飼育ケージ
  • 各種保温器具&サーモスタット
  • 紫外線ライト
  • 床材(陸場)
  • フィルター
  • エサ
  • カルシウム剤
・飼育ケージ

体のほとんどを尻尾が占めてるとはいえ、なかなかのサイズのトカゲですのでそれなりに大きなケージが必要となります。

最終的には本当に最低でも120×45×45㎝程度、欲を言えば180×90×60㎝は欲しいところです。

このクラスですと爬虫類ケージは市販されてないですし、水を深めに張りたいので熱帯魚用の大型水槽を用いましょう。

日中の基本温度は27℃前後、ホットスポットは32~35℃、夜間の基本温度は23℃前後、水温は28~29℃程度に保ちましょう。

といっても、カイマントカゲは1日のほとんどを水中で過ごし、たまに陸場に上がりバスキングをするというサイクルを送るので、陸地の基本温度は考えなくて良い気もします。

バスキングスポットにはバスキングランプを、水中には熱帯魚用のヒーターを設置し、気になる方は別途保温器具を取り付けましょう。

保温器具にはサーモスタットを取り付けると温度管理が楽です。

熱帯魚用のヒーターには必ずカバーをつけましょう。

生体がヒーターを傷つけることによる火傷や漏電の防止になります。

また、サーモスタット一体型になっているものを購入すると管理が楽です。

水中用のヒーターは1ℓにたいして2W必要だと言われていますので購入の際の参考にしてみてください。

紫外線要求量はかなり高めです。

上のものような一番強いタイプの紫外線ライトを照射してあげましょう。

気温のちょうど良い日であれば、外で日光浴させるのも効果的です。

バスキングや紫外線についてわからない方は下記をチェックしてみてください↓

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・床材(陸場)

陸場はヤシガラ土などで作り、同時に大きめの水場を設置することが理想的ですが、それは正直難しいです。

そこでケージには全面に水を張り、大きめのレンガや流木などで陸地をつくると管理が楽になります。

水中には床材を敷くと衛生面がどんどん悪くなるので、相当綺麗好きでマメな人以外は何もしかない方がベター!

・フィルター

カイマントカゲは水の中を、生活の拠点としているので水質はどんどん悪くなっていってしまいます。

水替えの量は半端ではないので、熱帯魚用などのフィルターを用意して水質浄化をしてもらいましょう。

フィルターには外部式フィルターやオーバーフロー式フィルターなど、浄化能力に定評のあるものを使用します。

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・エサ

主食は巻貝です。

コオロギや人工飼料を食べることもありますが、やはり巻貝を与えなければ健康的には育てられません!

冷凍タニシが通販で販売されていますので、ペンチなどでつぶして与えましょう。

メインはタニシ、補助で人工飼料等を与えるといいでしょう。

・カルシウム剤

カルシウムを与えないとクル病になる可能性が著しく高まります。

クル病は骨の形成がうまくされない病気であり、1回罹患するとなかなか治りませんし最悪の場合死に至る恐ろしい病です。

カルシウム剤にはカルシウムのほかにビタミンD3が含まれているのものもあり、含まれているものと含まれていないもの2つ用意する必要があります。

ビタミンはカルシウムの吸収を促す効果があります。

普段はビタミンが含まれていないものを餌に塗して与え、たまにビタミンが含まれているものを塗して与えてください。

※ビタミンの摂りすぎもクル病と似た症状が出る恐れがあるので注意が必要です

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