かわいいセイブシシナバナヘビの飼育・繁殖方法・ハンドリング/大きさは?値段は?エサは?

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 セイブシシバナヘビ


写真:Peter Paplanus氏による”Plains Hognose Snake (Heterodon nasicus nasicus)“ライセンスはCC BY2.0に基づく

r①セイブシシバナヘビの紹介と魅力

今回紹介するのは、かわいい!!と非常に大人気のセイブシシバナヘビです。

セイブシシバナヘビを一目見れば、そのかわいさのとりこになってしまう人は多いと思います。

まるくてクリクリとした大きな目、豚鼻と大きな顔、ずんぐりむっくりとした体形、おまけにモゾモゾ動くと、通常のヘビに比べると異なる部分が多くかなり特別なヘビと言えます。

普通のヘビの容姿が少し苦手な人でも、セイブシシバナヘビならハートを射抜かれてしまう人も多いと思います。

飼育はエサの面で少し癖がある部分もあります。

ですが他のコーンスネークやカリキンなどと同様に飼育が可能ですので初心者にもおすすめです。

また、品種の数がかなり多く自分で繁殖させて自分好みの品種や個体をつくることも可能です。

ただ飼育するのもよし、繁殖させるのもよしと魅力たっぷりペットスネークと言えます。

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-基本データ-
学名Heterodon nasicus

英名:Western Hog-nosed Snake

分類:マイマイヘビ科 シシバナヘビ属

現在基亜種を含めて3亜種が知られています。

-H. n. kennerlyi メキシコシシバナヘビ-
アメリカ合衆国(アリゾナ州南東部、テキサス州南部、ニューメキシコ州南西部)
メキシコ北部

-H. n. gloydi ダスティーシシバナヘビ-
アメリカ合衆国(テキサス州東部)

-H. n. nasicus プレーンズシシバナヘビ-
基亜種。

品種に関しては、亜種が交雑しているものもあるようです。

分布:アメリカ合衆国、カナダの一部

全長:オスは50~60㎝前後、メスは60~90㎝前後。

メスで154㎝、オスで66㎝という記録がある。

寿命:15年程度

価格:18000~

品種や個体のクオリティーで値段が上下します。

生態や特徴:乾燥した草原や半砂漠地帯に生息します。

豚鼻のとがった鼻先で穴を掘りエサを探したり巣穴をつくったりします。

食性は肉食で、主にカエルをはじめとした両生類
小型爬虫類、小型鳥類、小型哺乳類などを捕食する。

敵に襲われると腐ったにおいを出し、血を吐いてぐったりとして死んだふりをします。

唾液に弱い毒が含まれていて、噛まれると腫れたりなどして危険です。

②飼育環境の作り方

飼育に必要なもの

  • 飼育ケース
  • 遠赤外線ヒーター
  • 床材
  • 水容器
  • エサ

以下で一つ一つ説明します。

・飼育ケース

ヘビの飼育にはとぐろを巻いた時の三倍の面積が必要と言われています。

ですが、セイブシシバナヘビはよく動き回るヘビですのでそれよりも気持ち大きめのケージを用意するといいでしょう。

最終的には、特大サイズのプラケースや底面積60×30cm程度のケージで飼うといいでしょう。

・温度(遠赤外線ヒーター)

日中の基本温度は26℃程度、ケージの1/2~1/3の下に遠赤外線ヒーターを敷き30~32℃程度の場所をつくってあげてください。

夜間はケージ全体を23度程度に保てると理想です。

冬などに、温度がうまく保てない場合は別途、暖突などを用いるといいと思います。

・床材

ウッドシェイブやヤシガラ土、アスペンチップ、ペットシーツ、新聞紙、キッチンペーパーと何を使用しても基本的には大丈夫でしょう。

ただしベビーの場合、誤飲が危険となるのでペットシーツや新聞紙、キッチンペーパーなどを使うのがベターです。

・水容器

全身をいれることができる大きさの水容器をケージ内に設置します。

水は彼らの飲み水や隠れ家として使われるので毎日新鮮なものに取り換えてあげましょう。

また、シシバナヘビは立体行動より平面行動を好むため水容器の背が高いと水容器が見つけられず脱水を起こしてしまう場合があります。

ですので、面積は確保しつつ背の低い水容器を選択するようにしてください。

・エサについて

体の大きさの合わせた解凍した冷凍マウスや冷凍ラットを与えてください。

ベビーのうちは2日に1回、それ以降は1週間に2,3回給仕するとよいです。

まれにマウスを食べず、本来の主食であるカエルしか食べない個体がいます。

購入の際にはマウスやラットに餌付いているか絶対に聞いてから購入するようにしてください。

③繁殖について

良く育ったオスとメスを繁殖には使用してください。

まず冬季に2~3カ月程度、温度を10~15℃程度に保ちクーリング(冬眠)を行います。

この際、エサは与えなくていいですが絶対に水容器は設置するようにしてください!

その後温度を上げ、オスとメスを同じケージに入れ交尾させます。

一般的にオスよりメスのほうがサイズが大きく同じケージに入れた時にメスがオスを食べてしまうことがあるのでメスを空腹にさせないようにしてください。

交尾が確認できない場合は何度も同居させましょう。

交尾が確認できたらオスとメスを別々にし、メスのケージにはタッパーとバーミキュライトなどで作った産卵床をセットします。

メスの食欲が増大するのでたくさんエサを与えるといいでしょう。

1回に4~23個の卵を産みます。

卵は25~27℃に保温すると53~65日程度で孵化します。

➃ハンドリングについて

温厚な個体が多くハンドリングには向いています。

ただし、食欲が強く手をエサだと勘違いして噛もうとしてくることがあるので要注意です。

前述したように弱いですが毒を持っていますので、どんなに慣れている個体でも細心の注意を払ってハンドリングするべきでしょう。

気を使ってあげて良い関係を気づけるといいですね。

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